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ツーリズム

ボアビスタ

写真・SallesNeto BR
 ロライマ州の州都。ブランコ川沿いに位置し、ブラジルの州都で唯一赤道の北側にある都市。人口は約26万900人。これはロライマ州の約3分の2の人口に当たる。
 
 都市は放射状に設計されており、アマゾンの州都の中ではかなりユニークなデザインになっている。設計に携わったのは土木エンジニアのダルシー・アレイショ・デレヌソンで、凱旋門を中心に扇形に広がるフランスのパリの街の並を連想されるように作ったという。
 
 1775年にこの地方にサンジョアキンの要塞が建設されたが、それがその後の街づくりの大きなきっかけとなった。1830年にはブランコ川沿いに並んでいた多くの農園から、ひとつの集落が設立された。当時そこは、現在のアマゾナス州に当たるサンジョ・ド・リオネグロ地方の領土だった。この集落は1858年にフレゲジーア・デ・ノッサ・セニョーラ・ド・カルモ・ド・リオブランコ村として認定され、1890年7月9日にはボアビスタ・ド・リオブランコ市になった。現在ではこの日がボアビスタの市制記念日とされている。
 
 ボアビスタは、国道BR174号線がマナウスとつながったことにより急激な経済成長を遂げた。第二次世界大戦中の1943年には当時新たに定められたリオブランコ連邦領土の首都に選ばれ、鉱業で再び経済成長を経験した。その後、リオブランコ連邦領土はロライマ連邦領土と呼ばれるようになり、最終的に今のロライマ州に落ち着いた。 
 
 一度は鉱業で経済を築いたボアビスタも自然破壊の原因になるとして機械を使った鉱業が禁止されてから経済も停滞した。現在では都市の雇用は公務職およびギアナ、ベネズエラ、ボリビアとの貿易が中心となっており、それらの職業を求める多くの移民をこの町に引き寄せている。
 
 文化はインディオと北東部地方の文化の影響を強く受けており、音楽や工芸にもそれが顕著に表れている。音楽で一番ポピュラーなジャンルはフォホだが、MPBやロック、ヘビメタルのイベントも頻繁に行われる。
 
 気候は湿度の高い熱帯。降雨量の年間平均は1750mm。年間平均気温は27℃と高く、年間平均湿度も75%も高め。季節は夏と冬しかなく、7月が比較的寒くなる。