後援

ATAKANで行く旅

神秘、憧れ、哀愁の地、アマゾンに行ってみた!!

 先日、今なにかと話題のアマゾン地方についに足を踏み入れた。足を踏み入れた、というと探検隊を引き連れて徒歩で森をかき分けて行ったような感じだがそうではない。今回の旅はそう、海や川を愛する者なら誰もが憧れる豪華クルーズの旅なのだ。なんせ無数の川が存在し、飛行場のない小さな町が点在するアマゾンだから移動は船が一番便利。また、便利さだけでなくアマゾンならではの大自然を満喫するにはやはり船以外の交通手段は考えられない。

 パラ州の州都ベレンから出航し、サンセバスチアン・ダ・ボア・ビスタ、ブレベス、アフアーと回り、途中ポロロッカ現象を観察し、最後にアマパ州の州都マカパーを観光する。この夢のツアーを実現させたのがATAKAN AMAZON社だ。同社が所有するATAKAN号は、この地域では唯一無二の最新設備を誇り、ごく一般的な木造船とは比べ物にならないほどの猛スピードで川から川へと突き進んでいく。全室クーラー、TV、トイレ、シャワー付き。予備のモーターボートや救命胴衣など安全管理も万全だし、なにより揺れが少なく快適なのがありがたい。

 豪華客船がベレンのアタカン港を出発したのは午前5時30分頃だった。周囲が暗いと交通量、丸太などの障害物、川の水量によっては事故が起こる可能性もあるためATAKAN号は視界が晴れる夜明けを見計らって動き出す。ATAKAN号のエンジンが唸り声を上げるとき、それはすなわちまもなく朝を迎えることを意味する。心地よい振動と興奮の中で目を覚し、デッキに駆け上がると、港の幻想的な灯りがこちらを見つめていた。初めて来たというのになぜかそこには久しぶりに故郷に戻ってきたような懐かしい景色があった。次の瞬間まるでカーテンを開けたかのように暗闇は消え、船は大河のど真ん中を突っ走っていた。とうとう旅が始まったのである。